生命保険の手続き
亡くなった方が生命保険を契約していた場合、死亡保険金受け取りのための手続きを行います。
手続きは被相続人がどのような立場で契約しているかにより異なり、また、被相続人と相続人の関係性によっては複雑になることもあります。
保険証券の内容をしっかりと把握し、保険会社へ確認しましょう。
死亡保険金受取までの流れ
被保険者の死亡（死亡保険金受取事由発生）
1.保険契約者もしくは保険金受取人から保険会社へ連絡をする
2.生命保険会社より必要書類の案内、保険金請求書等が送られてくる
保険金請求に必要な書類
- 保険金請求書
- 被保険者の住民票
- 医師による死亡診断書、あるいは死体検案書
- 受取人の戸籍抄本
- 受取人の印鑑登録証明書
- 保険証券 等
3.保険金受取人が請求手続き書類を送付する
4.保険会社により書類を確認し、支払いの可否の判断をする
5.死亡保険金の受け取る
（未返済の契約者貸付金等がある場合には、その元利金が保険金より差し引かれます）
死亡保険金の受取
被相続人がどのような契約をしているかによって、死亡保険金の受け取りの手続きが変わります。保険証券に記載してある保険契約者、被保険者、受取人を確認し、下記を参考にしてみてください。
被相続人が生命保険の保険契約者であり被保険者、受取人が本人以外の場合
上記の死亡保険金受け取りまでの流れに沿って、受取人が死亡保険金の請求手続きを行います。
被相続人が保険契約者、被保険者かつ受取人である場合
死亡保険金は相続財産となるので、相続人が複数人いる場合には遺産分割協議をしなければなりません。
被相続人が保険契約者であり、被保険者、受取人がその妻子などの本人以外の場合
「保険契約者としての地位」が相続財産に含まれるため、保険契約を継続する際にはその地位を誰が相続するのか遺産分割協議で決定します。
また、生命保険金に関する税金には相続税・贈与税・所得税・住民税があり、どのケースに当てはまるかによって税金も変わってきます。
