垂水相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
垂水のかたより相続に関するお問い合わせ
2022年03月03日
母の相続手続きの際に必要な戸籍について知りたいです。行政書士の先生に教えていただきたいです。(垂水)
はじめまして。相続手続きについてご相談がありご連絡いたしました。
垂水で一人暮らしをしていた母がなくなり、相続人である私と妹で相続手続きを進めています。母の遺産として預貯金があったため、通帳と自分たちの戸籍および母が亡くなったことがわかる戸籍をもって垂水の銀行を訪れました。解約手続きを行いたかったのですが、銀行には「戸籍が足りないので集めてきてください」と突き返されてしまい困っています。このまま手続きが進まないと妹と遺産を分けることができません。相続手続きにはどのような戸籍が必要なのか教えていただければ助かります。 (垂水)
相続手続きにはお母様の出生から亡くなるまでおよび相続人の現在の戸籍が必要です。
垂水相続遺言相談プラザにお問い合わせいただきありがとうございます。
今回のご相談は相続手続きに必要な戸籍についてです。基本的に戸籍一式が揃えば不動産登記以外にも株式の名義変更等、各種名義変更手続きに利用ができますので、まずは収集から始めましょう。
基本的に相続手続き時に必要となる戸籍は下記の通りです。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍を読み解くことにより、第三者である金融機関などは誰が相続人であるかの確定を行います。配偶者以外の相続人は民法で順位が定められているため、同順位の相続人が他にいないのか、もしくは上位順位の相続人が存在しないかを確認するために戸籍は必要です。
取得は各市区町村の役所(政令指定都市は区役所)で行いますが、出生から死亡までの戸籍がひとつの役所で揃うのは稀であり、たいてい複数の役所への問い合わせを行うことになります。被相続人が生きている間に転籍を行っている分だけ、戸籍の数や問い合わせの数も多くなるということです。
遠方の場合、郵送での取り寄せも可能ですが、やり取りが必要な分だけ時間はかかります。スムーズに行ったとしても一式揃えるには1カ月から2カ月程度の時間を要するため、余裕を持って行うようにしましょう。
垂水相続遺言相談プラザでは、垂水エリアにお住まいの皆様にむけ、専門家による無料相談を実施しております。垂水周辺にお住いの皆さま、相続のことでお悩みの際には気軽にご相談ください。