垂水相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
垂水の方より死後事務委任契約の相談がありました。
2023年04月25日
死後の手続きをお願いできる身内が近くにおりません。どうすればよいでしょうか(垂水区在住の80代女性)。
私には子どもがおらず、夫は8年前に死去しています。弟と妹がいますが2人とも遠方に住んでいます。財産は全て弟に渡そうと遺言書の作成を考えています。しかし、葬儀の手続きや施設の退去手続きや支払いなどはどうすればいいのか分かりません。弟は遠方にいるので頼むことができません。近くに身寄りがいない人は、誰かに事前に死後の手続きをお願いする制度があると聞きました。この制度について教えてください。
死後事務委任契約を締結しましょう。
ご相談ありがとうございます。お悩みのとおり、相続財産については遺言書があれば弟さんにだけ財産を渡すことが可能です。これは、あくまで財産の話であって、葬儀・永代供養のことや、施設の退去手続きや支払いなどといった事務手続きは別問題です。そこで、こういった手続きを第三者に事前にお願いしておく制度として「死後事務委任契約」という手続きがあります。
最近はおひとり様や親族に遠方に住んでいるなどの理由から、自分の死後の手続きに関して予め行政書士などの専門家に依頼する方が増えてきています。
当センターにご相談に来られる方にも、遺言書作成のご相談の時に、おひとり様などには死後の手続きについてお尋ねすることがあります。すると、葬儀社が勝手に全部やってくれると思っていたという方が多くおられます。
確かに、葬儀社の方に依頼しておけば、葬儀にまつわることは対応してもらえます。しかし、死後の手続きには葬儀以外にも施設などの退去手続き、支払い、携帯電話やクレジットカードの解約、年金手帳の返却などは対応してもらえません(権限がありません)。
身内が近くにいて手続きをしてくれる方がいるといいのですが、いないと放置したままになり、各方面に迷惑をかけることになりかねません。
そこで、予め死後の手続きを第三者に委任する制度である死後事務委任契約を依頼する方が増えてきています。
葬儀社と契約していない方など、どこに何をお願いしていいか分からない方は当センターまでお気軽にご相談ください。
垂水相続遺言相談プラザでは、垂水の皆さまの遺言書作成のお手伝いをさせいただいております。遺言書をのこす理由は人それぞれです。様々なご事情を汲み取り、ご相談者様のご希望にそった遺言になるようお手伝いさせていただきます。垂水の皆様、遺言書でお困りでしたら当プラザへお問い合わせください。所員一同、皆様のご来所をお待ちしております。